A vanishing word, a vanishing place.

そしてまたここにたどり着く。

はじめから。

先日、Twitterのアカウントが凍結された。10年以上使っていたアカウントだ。

異議申立てを出すも、プラットフォームの操作とスパムに関するポリシーとやらの違反で永久凍結になった。スパム扱いされたってことだ。よくよく熟読してみると「同一もしくはほぼ同一のツイートを繰り返し投稿すること」を禁止していると書かれていた。

であれば心当たりがある。毎朝、Spotifyからのシェアで1曲と同じ言葉を挨拶として投稿していた。曲名とリンク以外はほぼ同一の文章だ。それが違反ならばしょうがないと理不尽ながらも諦めた。

コロナ禍の中、いまやTwitterは世間であり、世界であったから、そこから弾き飛ばされた気分にもなった。が、借り物の場所であることは間違いないので、そこでそれこそ訴訟などで戦う気にもなれず、こういうものだよなぁと変に納得してしまった。ネットは広大だけど、居場所なんかじゃないのだ。でも、人と会えず暮らさなきゃいけないなか、人との繋がりはネットが重要な生命線である。

さてならば僕はどこに借りの居場所を作ろうか?

一番慣れた場所はすでに墓場と化したはてなハイクであり、還れない場所だ。二番目がはてなダイアリー、これも既にはてなブログとして変貌している。でも存在はする。ならばとここに戻ってきてみた。はてな記法はだいぶ忘れたけど、新たなブログではそれもいらないらしい。僕には言葉を吐き出す場所が必要なのだ。

というわけで、いつまで続くかわからないし、どうするかも決めないまま、ここに書き記す。『Trivial Phenomenon』のほぼ最期から10年、偶然にも同じ日付。なにが書き散らかされるのかは、僕にもわからない。