A vanishing word, a vanishing place.

そしてまたここにたどり着く。

But it brings tears to my eyes.

 一度書くとまた書きたくなるのは、仕事から逃避したいだけなのかもしれない。書かなければならない原稿はたくさんあるのに、逃避も文章だなんてなんてことだ。
 しかし、僕は文字にして吐き出すほうが楽なので仕方がない。

 僕のことをよく泣く人間だと思う人はどれくらい居るだろうか?

 ここ何年かよく泣いている気がしているのだが、老化で涙腺が弱っているだけかと思っていたらどうもそうでもないらしい。

 『本音を言おうとすると涙が出てくる』というHSPに関する本のことがネットで回ってきた。ああ、これか! と思った。僕が繊細というわけではない。本音を話そうとすると、涙が出てしまうのだ。彼とのときも、彼女のときも。本心を伝えようとすればするほど、涙が出る。怒ってるわけでもない、悲しいわけでもない、ただ話したいだけなのに、涙が出る。

 先日書いた、悪友というか義兄弟のときも、喧嘩というよりも、なんでか知らんがよう泣いてしまった。涙ぐむくらいじゃなくて、涙がボロボロ出て、ほぼ泣いた。んで、傍から見て泣いてるのが恥ずかしいから巻いて逃げた。

 Season2がなかった彼とのときは、あることを必死で止めようとするがあまり喫茶店で涙が止まらなくなって、しかも「娘と一緒だ」と笑われた。
 その後、僕は本当に憤慨した。眼の前で死んでやろうかと思うくらいには(ということまで思い出してしまった)。

 僕が泣いてても、話を止めない人のほうがいいに決まってる。
 変なやつと思われても、僕が話してるんだから、それを聞いてくれるのが正解だ。
 そして、それは本音なのだ、本心なのだ。

 けれど、泣いてるヤツの話しなんて普通は聞かないだろう。そういうものだ。まずは泣くのを止めようとするだろう。
 違うんだ、自己開示ストレスで、ただ涙が出てるだけで、それによって鼻水も出て、うまく話せてないだけなんだ。

youtu.be
――言いたいことは言わなきゃ始まんない